不動産を購入しようとして資料請求すると、高い確率で登記簿謄本が送られてくると思います。
この1連の資料は送られてくるだけで、特に説明もないと思います。私もはじめの頃は何をどう見て良いかは全く分かりませんでした。
そこで今回は、トラブルも踏まえ登記簿謄本をどう見て良いかと言うポイントに絞って説明したいと思います。
まず一番大事なのは、所有者が誰かと言うことです。売主=所有者とは限りません。不動産は他人物売買が可能ですので、まずは誰が真の所有者かと言うところを確認します。
この場合、共有者があることがあります、そうなると共有者の全員合意が得られてないと所有権移転ができませんので、注意が必要です。
以前に5名いる共有者の家うち、1人が反対していたためになかなか所有権移転ができないと言う時代がありました。
このように共有者がいる場合には、全員の売却に対する同意が得られているかという点を確認をした方が良いでしょう。
また、所有者が銀行ローンで購入している場合、乙欄も確認しましょう。つまりどういうところからどういう条件でお金を借りているかと言うところになります。
今回の売買金額と比較して、抵当権の金額が上回っていたりする場合は要注意です。
今回の売買代金で本当に抹消ができるかと言うところを確認する必要があります。
また抵当権者も誰が入っているか確認する必要があります。一般的な銀行やノンバンクであれば問題ありませんが、いわゆるマチ金や、個人名などの抵当権者がいる場合にはトラブルになる可能性がありますので要注意です。
他にも様々なポイントがありますが、今回は重要なところに絞ってご説明をいたしました。