大家としては、少しでもトラブルが起きる可能性のある入居者は避けたいところですが、築古物件などは贅沢を言えない状況です。
外国人・高齢者・ペットを可にするとかなり間口が広がります。
この中でもっともリスクが高いのが高齢者です。
やはり単身の高齢者は孤独死が怖いです。
少しでもリスクを抑えるためには保険加入と、定期的な電話連絡です。
当社では月に2回は電話連絡をして生存確認をするようにしています。
またペットに関しては特約を入れて、原状回復時に揉めないようにしています。
飼う動物によって、注意点があります。
猫は吠えませんが、引っ掻いたり、匂いがついたりで、部屋のダメージが大きくなりがちです。
小型犬は鳴き声がうるさいケースがあります。
大型犬は最も敬遠されますが、大きな犬は吠えません。
また、大型犬を飼うということは、エサ代などでかなりの費用がかかるので、経済的にしっかりした人が多く、また大きな犬は吠えないので、一番安心です。
最後に外国人ですが、外国人は管理会社としては厄介ですが、これからも増え続けるでしょうから、避けて通るわけにはいきません。
家賃も滞納するし、約束にもルーズですが、ユニットバスを嫌がらず、築古でも入居してくれるので、リスクを承知で入居させることが必要です。
大家さんも慣れて頂く必要がありますね。
まあ、いずれのケースでもトラブルはありましたが、それが原因で賃貸経営ができなくなった方は1人もいませんので、ご安心ください。
座間遺体事件のアパート管理会社の方と話したこともありますが、あんな事件があったアパートでもその後は順調に経営されているそうなので、恐れるに足らずといったところでしょうか。