例年であれば1月成人式のある連休あたりから、我々不動産屋は繁忙期に突入するのですが、今年はだいぶ様子が違うようです。
駅前の不動産業者の所に行くと、
「お客さんがこない」
「年々減ってきているが、今年は特に少ない」
こんな声が聞こえてきます。
確かにコロナ禍である現時点ではお客さんが減ってもおかしくありません。
でも、これはコロナ禍だからではないのです。もっと構造的な問題を含んでいるのです。
今までは部屋を探すとなると、駅近くの不動産屋に飛び込んで部屋を探してもらうのが一般的でした。
しかし、ネットが普及した現在では、スマホで探して、そのまま現地を内覧して決める。こんな時代になったのです。
極端な話、例えば北海道の物件であっても、東京の業者で契約までできます。
そうなると、私が地盤とする世田谷区でも、お客さんを連れて来る不動産屋は池袋だったり、浦和だったり、横浜だったりします。
つまり、お客さんは駅近くの不動産屋ではなく、ネット検索で上位に来るような不動産屋に来ているのです。
良い事例がまさに当社です。
当社は駅からも遠く、路面店でもありません。
しかし、管理している物件はほぼ100%の稼働率ですし、本日も有難いことに朝から入居申し込みを2件頂きました。
とういうことで、ご注意頂きたいのが大事な物件をきちんと客付ができる不動産屋に管理を任せて頂きたいということです。
なかなか部屋が決まらない理由を「コロナの影響で。。。」なんていう不動産業者は時代に乗り遅れており、沈みゆく船だと私は認識しております。