正月から少々縁起の悪い話になりますが、大家業をやる上では避けられないリスクが孤独死です
結論から申し上げると、孤独死が起きても、他の部屋がみんな退去してしまうとか、大家業が継続できなくなるとか、そんなことはありませんのでご安心ください
多くのケースは家賃の滞納で発覚します
特に今まで滞納したことがない高齢者の滞納があったときは、何とも嫌な予感がします
電話しても出ない、そして「電源が入っていないため。。。」これが流れると、警察に連絡して現場に入ることになります。
これはまだ良いパターンです。
一番良くないのは、腐敗がはじまって、近隣が警察に連絡を入れるパターンです。
こうなると噂が近所に広まってしまい、某サイトに掲載されてしまうこともあります。
そうならないためにも、月に1回は大家さんが現場に行くか、管理会社に巡回サービスを依頼するか、どちらかは実施して入居者と少しでも交流するようにした方がよいでしょう
そうして現場に入ると、遺体があります。
救急車を呼んで、死亡を確認します
遺体は警察が回収してくれます。死因の特定や本人確認をしますが、賃貸借契約書と担当者の認印が必要になることが多いので、予め持っていくとよいでしょう
そして、死亡診断書が必ず必要になります。これがないと、保険の申請ができないからです
保険。これがとても重要です
火災保険の破損汚損特約に入っていれば、特殊清掃の費用を捻出してくれます
その時には見積もりと死亡診断書のコピーが必要になります
遺体が出たあとの部屋は、すぐには工事に入れません
エアコンの送風機能をMAXにして、少しでも現場の空気を入れ替えておきます
エアコンは新しいものに替えましょう
そうして、特殊清掃を行い、リフォームをします
リフォームは壁紙、床を全部新しくします
あとはどこで亡くなっていたかにより、リフォーム内容はことなりますが、壁と床を新しくすることで匂いは全くなくなります
孤独死のガイドラインが出ていますので、一般的な自然死でしたら特に告知せずに新規募集を行います。
高齢化社会の到来により、賃貸物件で人が亡くなることは、珍しくありません
感覚的には200部屋保有していると、1年に1回は孤独死が起きると考えてよいのではないでしょうか
孤独死を恐れて、不動産投資をしない、もしくは高齢者を入居させたくないという方もいますが、きちんと対処すれば何の問題もありません
管理は経験豊富な当社にぜひお任せください