当社は店舗を持たない不動産会社です。
管理物件は300ほどあります。築古の地方物件が多いのですが、入居率は98%となっています。
よく入居率○○%とありますが、物件が都心で築浅ならば、満室にできて当たり前です。
なので入居率○%というのは、あまり意味がないのです。
で、本日の本題ですが、他の管理会社で入居率が悪くて当社に管理を変更するケースが多いのですが、当社は築古・地方・バス便というハードな物件でも満室にしてきました。
これには様々な要素があるのですが、1つは客付不動産会社(実際に入居者を紹介する不動産会社)の対応に自動音声を利用せずに、きちんと営業担当が返答している点です。
不動産DX化によって、自動音声を採用する不動産会社が増えてきました。
確かに業務効率は向上しますが、はっきり言って自動音声を採用している会社の物件には問い合わせしたくありません。
まず、客付けの営業担当はノルマがあるので、効率を重視します。
急いでいるときに自動音声はとてもイライラするのです。
「○の場合は1を。。。」とやっているうちに、私はイライラして電話を切ってしまいます。
当社は営業担当の電話が24時間繋がります。
しかも営業担当が物件の特徴やストロングポイントを全て把握しているので、電話のやり取りの中で、物件のアピールができるのです。
つまり、物件の空室確認をしてきて客付会社に対して、「この物件はペット可能ですよ」とか「南向きでとても日当たりが良いですよ」こんなアピールができるのです。
これはかなり強みになります。
客付の営業担当は時間がないために、物件情報を読み込んでいる時間がないのです。
なので、本当に一言物件のアピールをするだけでも、他のライバル物件に比べて有利になるのです。
不動産DXは大賛成です。当社も推進していますが、DXすべき部分と、すべきではない部分をきっちり切り分けることが重要だと考えています。
極力無駄を省いて、それをオーナーに還元します。
一例で言えば、当社は更新書類のオーナー捺印を求めていません。
貸主代理という方法で、全て当社の捺印で完結します。
オーナーも余計な手間がかかりますし、管理会社も無駄な郵送費用が発生します。
また、毎月の精算報告書もLINEやメールで送付し、送料をカットして、それもオーナーに還元しています。
無駄なことは省き、本当に大事な仕事に注力することを今後も続けていきたいと考えています。