不動産業界には固有の表現があります。
これらの表現の中には、長い歴史の荒波に耐えて残っている言葉もあり、それなりに含蓄があったりします。
古典と一緒で、長い時間を生き抜いてきた言葉や作品には、それなりの心理や定石があったりします。
私がなるほどなと思う言葉に「並びが悪い」という言葉があります。
これは、いくら物件が良くても、関わっている人間が悪ければ、それはやめた方が良いということです。
例えば、すごい魅力的なエリアに、利回りが良い物件があったとします。
昨今の物件不足のおり、このような物件はなかなか無いとあなたは買付を入れようとしますが、売り側の仲介が○ルガで悪いことをしていた業者の元営業だったとします。
このようなケースは「並びが悪い」つまり、関わっている人間が良くないということで、賢明な投資家はこの物件の購入を思いとどまります。
表面上はとても魅力的な物件であっても、関わっている人間が悪ければ、何かしら瑕疵がある可能性が高いのでスルーするということです。
不動産投資は、やはり関わる人が大事なので、その関わる人がヤバければ、スルーしましょう。