食料品やガソリンの値段が上がっています。
就職氷河期を乗り越え、なんとか職を得て、デフレの時代を生き抜いてきた自分にとって、物の値上がりにはどこか違和感があります。これまでは物価が下がり、徐々に安くなる世界だったので、当時の「正解」は節約してお金を貯めることでした。
しかし、インフレが進む今では、現金を持っていてもその価値がどんどん目減りしてしまいます。つまり、現金を保有することがリスクになり、「物を買うこと」が新たな正解になってきているのです。
その結果、ロレックスが高騰したり、株価が上がったりしています。現金の価値が下がる中で、人々は価値が落ちにくい資産を購入しているのです。
今年の夏、海外旅行に行った際にも、世界的なインフレを肌で感じました。物価は驚くほど上がっていましたが、よく考えてみると、自分が保有している不動産や株も値上がりしていたため、単体で見れば損に思える消費行動も、現物資産をしっかり持っている人にとっては、トータルで得をしていることになります。
つまり、これからの時代は「現金を持っていれば安心」という考えを捨て、いかに資産となるものを買い続けるかが重要になります。あわよくば融資を活用して、手持ち資金以上の現物資産を購入できれば、より大きな値上がり益を得ることも可能です。
確かに日経平均は上昇を続けていますが、株は基本的に現金で購入するものなので、500万円が1000万円になることはあり得ます。一方、不動産はより大きな融資を引いて購入するため、1億円の物件が2億円になる可能性もあるわけです。
そう考えると、この世界の「正解」は、融資を活用して大きな不動産を買うことだと言えるでしょう。そして、それに気づいている人たちはすでに動き始めています。それが、都心のマンション価格の高騰や収益物件の価格上昇という形で表れているのです。

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