毎日暑い日が続いております。

昨年も7月以降が猛暑で、空室が全く動きませんでした。

しかし、今年は様子が違います。

空室が決まっているのです。

当社は築古郊外の家賃が安い物件がほとんどなのですが、正直なところ人気物件ではありません。

どちらかと言えば、不人気物件です。

それが決まっているのはなぜかという私なりの分析をさせてもらいました。

1.生活が苦しく、家賃が安い物件へのシフトが起きている

 物価があがり、でも給料は上がらず、生活が苦しい方が増えています。

 そのような方が生活を守るために、固定費として負担が重い家賃を切り詰める動きがあるのではないかと考えています。

 今後も日本は高所得と低所得と二極化が進み、しかもその傾向は顕著になるでしょうから、郊外築古低家賃の物件は一定のニーズがあり続けると考えています。

 築古物件を購入しても住む方がいないのではないかと心配する方がいるかもしれませんが、日本は貧乏な方が増え続けますので、ある意味安定的なマーケットがあり続けるということになります。

2.生活保護者の増加

 1.とも関連するのですが、生活保護者も増え続けています。

 最近では生活保護者へ転貸借する業者が存在しており、そのような業者がバルクで部屋を借りていくケースが散見されます。

 単独で生活保護者が部屋を借りにくるケースは減っていて、最近ではこのような業者やNPO法人が部屋を借り、転貸借するケースが本当に多くなってきました。

3.外国人の増加

 実感があまりわかないかもしれませんが、日本は人手不足です。

 特に建設現場や農業などの一次産業でその傾向が顕著になっています。

 そこで起きているのが、外国人技能実習生を受け入れる会社の増加です。

 大手建設会社の孫請け、ひ孫請けなどが特に人手不足がひどい状況で、人が足りなくて倒産する会社も増えています。

 そのような会社は郊外にあることが多いのですが、郊外の広めの物件をルームシェアで借りるケースが増えています。

 分かりやすく言えば、郊外の団地一部屋を社宅契約として借りるケースが非常に増えています。

 郊外の団地は交通の便も悪く、団地内にあった商店街も寂れてしまっています。

 入居者の多くは高齢化していますが、そんな団地に外国人が住むケースが増えています。

 当社でも、郊外の団地を20室ほど保有していますが、リフォームしてこのような企業に貸すと、利回りが20%を超えてきます。

 20%を超えれば5年で元本を回収でき、また再投資に回すことができます。

 築古戸建は人気が出て競争率が高くなり、なかなか良い物件が買えなくなっています。

 団地であれば、まだまだ良い物件が眠っていますので、団地投資に興味がある方はぜひメッセージをください。

 今回は閑散期のはずなのに物件が動いているというお話をさせて頂きました。

 賃貸業ってなんだかんだいって毎年異なる動きをするので、正しい情報を収集しながら、行動することが本当に大事だなって改めて思いました。

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