私は23区内の出身で、自宅から最寄りの赤羽駅までは徒歩5分という環境に住んでいました。

サラリーマンになって転勤もしましたが、基本的には駅から徒歩10分以内の場所に住んできました。

そのような生い立ちというか、境遇で育っていると、バス便の物件に住むということが想像つきません。

不動産投資をはじめた頃は、バス便の物件にも出会ったのですが、怖くて手が出せませんでした。

いくら利回りが良い物件であっても、バス便だけは避けてきました。

そこから10年ほど経ちまして、会社員を辞めて専業大家になった頃です。

サラリーマンを辞めたので、しばらく融資もつかないだろうと考え、現金で物件を購入することになりました。

そうなると、郊外の地区古物件がメインの候補となり、現金で購入できる範囲となると、どれもバス便ばかりでした。

自分の枠を拡げるためにも、おっかなびっくり、バス便の築古物件を購入してみました。

「こんな駅から遠い物件に、お客さんが入るのか?」

このような恐れがありましたが、結果として、全く問題なく運用できています。

バス便でOKか否かには、いくつかの条件があると思います。

一番重要なのは、入居者のターゲットに電車通勤の方がいないことです。

築古・バス便物件に住む方のイメージは以下の通りです。

・年収200万円〜 もしくは年金または生活保護

・電車通勤しない

・独身

・30〜70代 メインは50〜60代

・男女は関係なし

このような方が住むような物件であれば、駅から遠いバス便でも関係ありません。

重要なのは物件の近くに働くところや商業施設があることです。

コンビニは高くて行けない方が多いので、できれば近くにスーパーがあると強いですね。

不動産投資で重要なものの1つに想像力があるかと思います。

投資先の物件には、今までの自分の人生では関わることがないような人が住むことがありますので、想像力を働かせて、投資や経営の判断に活用して頂きたいと思います。

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