再建築できない不動産を購入することはデメリットしかないように思い、敬遠される方も多いかと思いますが、条件によっては購入しても良いと考えます。
ここではメリットにスポットライトを当てて説明することで、皆さんの投資の幅を広げて頂きたいと思います。
1.物件価格が安い
1つ目は安く買えるということです。
安く買えるということは、利回りが高く買えるということです。
昨今、高利回り物件が中々出てこないですが、再建築不可物件であれば相場よりもかなり安く購入することができます。
2.業者が狙わない
業者のほとんどは転売目的で物件を購入します。
ボロいアパートを買って、立ち退きを行い、解体更地にしてアパートを建築して売る。
こんなイメージです。
長期で保有することはなく、短期にて転売益を狙うイメージです。
そのような業者がほとんどですので、再建築できない=転売ができない物件を狙う業者は限られてきます。
ここに市場の歪みを見出すことができます。
3.一般投資家も狙わない
再建築不可と聞いて、よく分からないから買わないという方も多いです。
その分、競争が少ないので、安く買える可能性があります。
株でも不動産でも人が興味を示さないものに注力して、投資することは逆張り戦略としても有効です。
4.将来値上がりの可能性があります
様々な条件により再建築不可となっていますが、その制約を取っ払うことにより、再建築できる物件にすることが可能になったりします。
確約することはもちろんできませんが、長期投資狙いの個人投資家であれば「時間を味方につける」ことが可能です。
【まとめ】
再建築不可物件のメリットにスポットを当ててみましたが、簡単に表現すると
「高利回りで長期的に運用できる」人に向いています。
そのような方は長期的に高い利回りを享受しながら、少しずつ権利調整を行い、ゆくゆくは高値での売却を狙うというのが再建築不可物件のスタンスになります。
もちろん権利調整については当社の得意分野ですから、喜んでお手伝いします。