購入した収益物件をいつまで持つかは悩ましいところです。
株式では長期投資ということで、一度買ったら売らないという手法もありますが、不動産ではどうでしょうか?
答えとして、ここを読んでくれているサラリーマン投資家であれば売り買いを繰り返すことが重要であると考えています。
なぜかを説明します。
物件をローンで購入する方が大半かと思いますが、毎月の返済によって残債が減ってきます。
また毎年の減価償却によって、固定資産が減っていきます。
これをそのままにしておくと、資産が減って負債も減っていくということになります。
もしも、売るとどうなるか?
不動産の含み益を決算書に反映することができるのです。
ここから銀行の目線で説明します。
残債が減ることはプラスですが、減価償却によって資産が減ることはマイナスになります。
つまり保有を続けることはプラスマイナスゼロになります。
しかし、売ることによって資産が減りますが、減った以上の現金を増やすことができるのです。
これは成長拡大を目指しているフェーズでは重要になります。
家賃のキャッシュフローのみで拡大していくことも可能ではありますが、不動産の含み益を決算書に反映することの重要性をせひご認識下さい。
もちろん短期の売買はお勧めしません。手数料や不動産取得税に負けてしまいます。
目安としては5~7年は保有して、それ以降は売却です。
本当にざっくりしたイメージですと、スタート当初は年に1棟ずつ購入していき、それを5年間継続します。6年目以降は毎年1棟売って、毎年2棟購入する。
これを繰り返すことによって、サラリーマンであれば10年程度でFIREできる位の資産は構築できると考えています。