これもまた当社のコンサルティング事例になりますが、東京都郊外の戸建てについて相談を受けたことがあります。

お客さんのお母さんが長年1人で住んでいた、庭付きの戸建てですが、お母さんが引っ越しをすることになり、残った戸建てをどうするかと言う相談を受けました。

建物も広く、感じの良い庭のついた戸建てでしたが、お母さんが長年住んでいたために、かなり大規模なリフォーム工事をしないと、戸建て賃貸としては市場に出せない状態でした。

なかなかリフォーム代を捻出するのも難しいと言う事だったので、戸建てですがあえてテナントとして募集を行いました。

募集を開始してしばらくしてから、障害者が集団で生活をして、自立を促すようなシェアハウスを運営している会社から連絡があり、そちらに一棟丸ごと貸すことになりました。

テナントとして貸すことのメリットは、どのような状態で引き渡しをするかを交渉することができる点です。

この事業者に対しては、現状のまま貸すので、ある程度シェアハウスを運営しやすいように、事業者側でリフォームをしても良いと言う条項を契約書に盛り込みました。

これにより、リフォーム代が抑えられ、かつ、通常に戸建てとして数よりも1.2倍ほど高い賃料で決めることができました。

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