物件のレントロールを見ていると、何人か平均よりも家賃が高く入居している人がいることがあります。
それは2つほど可能性が考えられます。
1つは昔から住んでいる場合。新築当時の家賃をそのまま継続して住んでいる場合です。
もう一つは生活保護者である場合です。
生活保護者はエリアによって家賃の上限が決まっていますので、金額を見ればぴんと来ます。
生活保護者は、家賃が役所から出ますので、基本的にトリッパぐれは無いのですが、色々とトラブルを起こす可能性があります。
もちろん一般の方もトラブルを起こす可能性はありますが、その割合が高まるといったイメージです。
ただこのような物件をオーナーチェンジで買う場合には注意が必要です。
一番注意が必要なのは、貧困ビジネスと結びついている場合です。
ここでは会社名を上げる事はできないのですが、生活保護者を囲み込み、全空の物件を購入してそこにすべて転居させます。
そして利回りで物件を売却し、数ヶ月たったらその入居者を次の空室物件に転居させてしまいます。そうなるとその物件は、高い家賃を払ってくれる人もいない、ただの築古物件になってしまいます。
このような手口は、かなり横行しています。
ですので、かなり注意が必要です。
しかもこのような会社は、グループ会社にボランティア団体を持っていて、そこで生活保護者のリクルート活動をやっていたり、引っ越しの斡旋をさせています。
と言う事は、一般の方がその貧困ビジネスを見破るのはほぼ不可能と言わざるを得ません。
ということで、レントロールで平均よりも高い家賃の方がいたら、そこは注意していただきたいなと思います。