物件を購入したらそれで終わりではありません
コツコツと物件を磨いていく必要があります。
しかし物件を磨くといっても、掃除をすると言うことではありません。
権利関係や相隣関係など調整をすることが物件を磨くと言うことになります。
例えば私の物件でこんなことがありました。
前面道路が私道となっており、私には持ち分がなく、かつ私道の所有者は所在不明の状態でした。
このような状態では一般的に銀行のローンがつかないためかなり安く購入することができました。
そして私は購入後に、前面道路の所有者を調べました。
所有者の所在地は東京市日本橋区となっており、90年近く前から情報が途絶えてしまっている状況です。
所有者が法人ということがわかりましたので、今の中央区役所に行ったり、中央区の図書館に行って昔の法人名鑑や古い地図を調べたり、様々なことを調査して、やっと法人の現在の場所を突き詰めることができました。
その法人は合併を繰り返して、なんと今では、奈良県のごく普通の戸建の住所がその法人の本社となっておりました。
私はその住所を訪ね奈良県まで行き事情を話して前面道路の持ち分を売ってもらうことができました。
それによって前面道路は、完全な状態にすることができ、それだけで20,000,000円以上物件の価値を上げることができました。
他には境界が明示されてない物件であれば、確定測量を行う。
道路との境界が確定していなければ、官民査定を行う等によって物件を磨きバリューアップすることができます。
このように様々な方法で物件を磨くことができますので、皆さんも購入後にどんなことができるだろうか?と楽しみながら取り組んでいただければと思います。