不動産投資に関する本を読むと、工事には相見積もりを取るべきだと書かれています
このことは、ある意味正解ですが、ある意味不正解になります
見積もりを作成するために、業者は現地へ行きます
早くて半日仕事、遠ければ1日仕事になります
見積もり作成費用は請求できないことが多いので、受注できないと赤字になってしまうのです
この視点が無い方が多いです
自分が儲かれば、それで他の人が損しても良い
このようなスタンスで経営していると、次第に誰もいなくなってしまいます
例えば、A社とB社を競わせて、安いB社に発注したとします
A社はそのオーナーからの仕事を今後は受けないでしょう
もしくは、前の損失を手抜き工事で取り戻すかもしれません
また、B社も無理して安くしたので、必ずどこかで取り戻します
手抜き工事をする可能性が高いです
大手ゼネコンの下請けでも手抜き工事は横行していますので、リフォーム業者など日常茶飯事です
最も良い方法は、いつもお願いする業者を決めて、いつもそこにお願いすることです
そして、各作業の単価や作業量をしっかりと把握して、相見積もりで下げるのではなく、自分で適正価格にするということが最も大事になります
でも、そんなことは一般的な投資家には難しいので、そこで管理会社がその役割を担うのですが、管理会社の人間の99%はそんなことできません
そんな訳で、しっかりと投資家目線と力量を持った管理会社の営業担当を探し求めている方が多いと思いますが、それはユニコーンのように希少な存在であることを念頭において頂ければと思います。