宅建業免許を取るということは事務所を設けなければなりません。
テナントを借りるという選択肢もありましたが、私は自宅で開業することにしました。そこには様々な理由があります。
まず1つは、少しでも運営コストを安くしてお客さんに還元したいと考えたからです。
不動産業者の中には都心の超一等地できらびやかなオフィスを構えているところがありますが、あの莫大な費用はお客さんからのフィーです。
高いフィーを取って、それで贅沢なオフィスを構えているのです。
私はそんな無駄なフィーをお客さんから取りたくないと思いました。
2つ目の理由は、自宅で開業すれば当たり前ですがお客さんが自宅に来てくれます。そうすると私の人となりがより深く理解できて長い付き合いができます。
不動産というものは買っておしまいではありません。
買ってから長い付き合いが始まるのです。
そんな長い付き合いが始まるお客さんは自宅に招いて、腹を割って包み隠さず話をすることができるような関係を構築したいという願いが込められています。
3つ目は、これは私的な理由ですが、24時間不動産のことを考えていたいからです。
私は不動産が好きで不動産屋になりました。
自宅に事務所があれば24時間好きな時に仕事ができます。
例え管理物件に緊急事態が起きても対応ができます。
あの管理物件にこんなリフォームをしたら、最高だろうな!こんなアイデアがベッドで浮かんでも、すぐ隣の部屋が事務所ですのでイメージが鮮明なまま具現化できます。
ということで、当社は当面の間、自宅に事務所を構えて業務を行っています。