penguinメリークリスマス、連日寒い日が続いておりますね。先日自己紹介をさせて頂いたインターン生です。
今回はクリスマスに因んで、私の好きな映画を紹介させて頂きます。それは「Merry Christmas, Mr. Lawrence（戦場のメリークリスマス）」です。殆どの方が戦メリの曲を聞いたことがあるとは思いますが、映画を見たという方は多くはないのではないでしょうか。
舞台は第二次世界大戦中、ジャワ島の日本軍捕虜収容所です。作品中では主に、収容所の所長（坂本龍一）と捕虜のイギリス人陸軍少佐（デヴィッド・ボウイ）の間の絆にフォーカスしていますが、戦時下の収容所という閉鎖的で異質な環境で生まれる、奇妙な男同士の関係性が大変美しく描かれています。そして、その映像美と坂本龍一の音楽とが一体となって調和を生み出し、観る者全てが引き込まれるような魅力を、この作品は放っています。
2022年は戦争と切り離すことが出来ない年でした。2月にロシアが一方的にウクライナ侵攻を始めてから、連日のように、その戦争の悲惨な実態がニュースで報道されました。しかし、年月が経つにつれ、人々の関心が徐々に薄れているように感じます。
クリスマスに戦メリを見て、今尚戦争が起こっていること、そして戦時下でクリスマスを迎える人々がいることを思い出し、2023年が平和な年となるように祈ってみるのも、悪くないのではないでしょうか。
