高齢者の入居を受け入れるかどうかは、管理会社やオーナーの方針によって分かれるところです。それぞれの考え方を尊重しつつ、私たちは「受け入れる」という選択をしています。
実際に、80代の方にご入居いただいたケースもあります。当社が管理する物件は、郊外に位置し築年数が経過したものが多いため、入居者を厳選する余地が限られているという事情もあります。しかし、それ以上に「住宅の確保が困難な方に住まいを提供すること」が、私たちの社会的な役割だと考えています。
もちろん、すべてのオーナーが賛同してくださるわけではありませんが、当社の管理物件においては多くの方がご理解くださっています。
高齢者の入居には、特有のリスクも伴います。そこで当社では、以下のようなリスクヘッジを行っています。
- 家賃保証の加入を必須化
滞納リスクを防ぎ、原状回復費用の一部も補填される仕組みです。 - 安心コールの導入
週1回、当社スタッフが入居者に電話で安否確認を行うサービスです。体調不良の早期発見につながり、孤独死の予防にも効果があります。 - 緊急連絡先の徹底確認
親族やケースワーカーの連絡先を事前に把握し、万が一入居者と連絡が取れない場合でも迅速に対応できる体制を整えています。
私たちは、住まいを必要とする高齢者と、空室を埋めたいオーナーの間に立ち、双方にとって安心できる橋渡しをすることが、管理会社としての使命だと考えています。
