太陽光発電所をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、維持管理はどうされていますでしょうか?
大部分の方はメンテナンスを外注されていると思いますが、年間10〜25万円ほどかかるために、まあまあ負担があるかと思います。
私も2015年から保有していますが、ずっと自主メンテナンスでやっています。
具体的にやっていることは草刈りと目視での設備点検です。
まず草刈りについては5〜9月にかけて、毎月草刈をしています。
以前は伸びに伸びてから草刈りに行っていましたが、経験的にこまめに行ったこと方が楽であることがわかりました。
草というものは、種が地面について、発芽して、成長していくのですが
この成長フレーズに入ると、指数関数的に成長が早まり、茎も太くなるのです。
そうなると1現場にかかる時間も増えますし、発電のロスを考えると、こまめに行ったほうが良いという結論になりました。
ちなみに1現場にかける時間は60〜120分ほどです。
草刈に関しては、草刈機を使います。
初めは安い中国製の電動を使っていましたが、次に国産のエンジン、現在ではマキタの電動を使用しています。
中国製のものは安かったのですが、太陽光発電所ほどの面積になると力不足です。
また、エンジンはパワーもあって、燃料も補充できるのですが、エンジンの調子が悪い時もあり不安定なのと、エンジンが重くて嵩張るために、太陽光発電所という小回りが必要な現場には合わないのです。
その点、現在使用している草刈機は、8万円と高価なのですが、パワーもありますし、細かい場所にも対応できるために気に入っています。
40Vのバッテリーを使うと、だいたい30分は作業できます。
ですので、1現場では3本のバッテリーが必要になります。
多い時には1日3現場は行きますので、これでは足りません。
そこで、ジャックリーのポータブル電源を使用して、充電しながら使っています。
以前に車のシガーソケットに、変圧器をかましてマキタの充電器を使ったことがあったのですが、即刻ヒューズが飛んでしまいました。
車のマニュアルを調べると、明らかに電圧の許容量を上回っていました。
草刈機はこちらを使用しています。
大事なのはハンドルです。
よくある、自転車のようなタイプですと、広大な原っぱのような場所には良いのですが、太陽光発電所のような細かい作業が必要な場合はグリップタイプが良いです。
このグリップタイプですと、ソーラーパネルの下に潜って作業をすることも可能ですので、おすすめです。
このようにして定期的に現地へ行って草刈りをしていると、不具合があってもすぐに対応できます。
パワコンを見れば、稼働状況もわかりますし、パネルも汚れているとか、割れているなんてことも分かります。
現場は大事ですね。
5年前ですが、台風の次の週に行ったら、パネルが飛んでしまっていたことがありました。
その時は目前の景色に何が起こったのか分からなくて5秒ほど止まってしまいました。
本日は太陽光の草刈というかなりマニアックな話題になってしまいましたが、何か参考になればと思います。