サラリーマンの不動産投資は居住用住宅に対して行うのが一般的です。
これはアパートローンと言う位ですから、アパートに対するパッケージローンが金融機関から出ているためです。
アパートローンという名前が付いている位ですから、テナントへは原則として投資ができません。
何故かと言うと、テナントへの投資は比較的リスクが高いからです。
では、実際にテナントはどうなのかと言うと、
悪くないです。
まず保証金と言う名目で、家賃の5ヶ月分ぐらいを取れる場合があります。これは敷引きとすれば返さなくても良い礼金のような金になります。
またリフォーム工事も不要のことが多いです。
内装は自由にやって構わないので、現状のまま渡すということが可能です。
として一旦入居すると、長期的な契約になる可能性が高いです。というのも、内装に金をかけていますし、これに人生をかけていると言う意気込みで入居してきますので、簡単には撤退しません。
ただリスクはあります。
テナントが倒産してしまうリスクがまず挙げられますが、住居用でも夜逃げしますので、このリスクはあまり変わりありません。もし倒産してしまっても、内装等できれいにしてもらっていることが多いので、そのまま居抜きで貸すことも可能です。
後は、飲食店などに多いのが騒音や匂いのディスクです。ラーメンとか焼肉屋は煙が出ますので、近隣に迷惑が出ることがありますが、用途地域などを確認しながら地域性も考慮することで、回避することができるかと思います。
このようにメリットが多いテナントですが、1番大きなデメリットはやはり融資が使いづらいということです。
もしも現金が5,000,000円位あって、郊外の場所の良い店舗が見つかれば、それを現金で購入してテナントとして貸し出しても面白いかもしれません。
自分の保有しているテナントに客としていくのも、とても良い体験です。大家になった実感を大いに得られることができるでしょう。