大家と入居者でトラブルになりがちなポイントがいくつかありますが、結構な割合で揉める可能性が高いのが現状回復の内容と金額です。

大家としては少しでも多く払ってほしい。入居者としては少しでも支払いを減らしたい。このように両者の利益が相反するのです。ここでうまく話をまとめるかどうかが、管理会社の力量と思います。

まず大家に対しては全部が全部入居者に請求することができないと言うところから説明いたします。クロスやフローリング等に対しては減価償却と言う考えもありますので、喫煙や故意による損傷以外にはなかなか請求できないというのが現実です。

入居者に対しては判例なども踏まえて理詰めで説明をします。そして何より大事なのは、立会当日、破損汚損箇所について確認したことに対するサインをもらうことと、可能であれば動画も撮影いたします。

これをすることによって、家賃保証会社から退去時費用の補償を受けられる可能性がありますし、裁判になった時も有力な証拠として提出することができます。

退去の立ち会いについては、退去日に立ち会いを行わない会社もあります。

そのような会社は大家目線ではない、味方となってくれていないと感じます。

極力入居者とのトラブルを避けて、場合によっては大家の負担を増やして、自分の業務を減らそうとしている可能性があります。

今お願いされている管理会社はどのような立ち会いをしているのか?もしくは立ち会いをしていないのか?この辺も繁忙期の前に確認するべき事項かと思います。

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