高齢化社会が進み、一人暮らしの高齢者が増えています

そうなると増えてくるのが孤独死です

感覚的に申し上げると、200部屋保有している年に1部屋は発生します

当社は400部屋を管理していますので、年に2回は発生することになります

結構確率が高いですね

大抵の場合は家賃が滞納になって、連絡しても携帯電話が繋がらないで現地にいくと発覚するパターンです

(高齢者が滞納していて、携帯電話に電話しても繋がらない、死んだふりは本当に心臓に悪いのでやめてほしいです)

現地に行って呼び鈴を押しても、返答がなければ、警察を呼んで立ち入ります

(私は中には入りませんが)

そうなると、亡くなっていることが発覚するのですが、腐敗が進んでいると、誰だか判別がつかずに、本人を特定する必要があります

そうなると、私が中に入って行くことになるのですが、まあ分からんです

遺体は腐敗すると膨張するために、背格好も生前の面影がまったくないことが多く、見てもわかりません

その場合は、とりあえず警察に運んで、歯科治療の記録などで本人特定をしてもらうことになります

死因が特定した段階で、必ず死亡診断書もしくは検死書をもらいましょう

これがあれば、火災保険の申請がスムーズになります

そして、部屋の片付けやリフォームに入ります

今まで一番ひどい場合でも100万円かからないことが多いです

そして、大部分は火災保険の汚破損特約でカバーできますので、このオプションに加入していない方はぜひ入ったほうがよろしいでしょう

また、事件性がなる場合は、しばらくの間リフォームができません

私の知り合いで、部屋で見知らぬ外国人が死んでいるというケースがありました

入居者も連絡がつかず、事件性のある案件だったのですが、この時は半年ほど部屋に立ち入りができませんでしたね

この場合も火災保険の孤独死特約が適用されました

1年ほど家賃が保証されていましたので、ずいぶん助かったそうです

孤独死は大家業をやっている以上は避けられません

ただ恐れるだけではなく、きちんと準備して備えたいものです

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