大家さんの味方である家賃保証会社。
それも最大手のCASAがこの第3四半期、赤字となりました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZRST0537607S4A211C2000000
体感的にこのところ滞納する入居者が増えています。
インフレの影響がこんなところにも出ていますね。
はっきり言って、高所得者や投資家はインフレの影響を受けません。
物価が騰がれば、自分に入ってくる収入も増えるからです。
インフレは低所得者に最も影響が出ます。
当社は築古アパートをメインに管理していますので、必然的に入居者も低所得者になります。
そうなると、給与や年金は増えないのに物価だけが上がっている状況です。
話を聞くと、本当に苦しいようです。
このあたりの家賃債権が回収できずに、不良債権になっているのでしょう。
私の場合は、家賃が払えない理由が生活苦の場合、銀行預金の残高を本人同意のもとで確認し、一定金額以下であれば、そのまま市役所の生活支援課に行って、生活保護を申請してもらいます。
生活保護に関しては、いろいろ批判もあると思いますが、日本には生活保護が無いと生きていけない、死んでしまう方がたくさんいます。
ただ、本当は働けるのに、働かない。もしくはこっそり働きながら生活保護を受給している人もたくさんいます。
同じ日本人として恥ずかしいですね。
生活困窮で亡くなってしまう方をたくさん見てきました。
時にはその部屋に行くこともあります。
生活保護は必要な時は受けて頂き、生活を立て直して、また就労できるようになってほしいです。
ただ、一度生活保護を受けてしまうと、そこから出れなくなってしまう人が多いのも事実です。
終了意欲を無くしてしまうような制度を直さないといけないですね。