インフレになると現金の価値が下がり、同じことですがモノの値段が上がります。
なので現金を持っていても目減りしてしまうので、金融商品や現物資産を買おうということになるのです。
ニュースでも取り上げられていますが、ロレックスの正規店で列ができるのもインフレが関係しています。
1つ500万円するロレックスが飛ぶように売れているのは、
現在500万円を持っていてもインフレで3年後には400万円の価値になりますが
500万円のロレックスを持っていれば700万円になる
このように考えているからです。
同様に不動産もインフレヘッジできる代表的な商品です。
不動産を保有している方は実感されているかと思いますが、10年前に購入した都内のマンションが、2倍の値段で売れたなんて話はよく聞きます。
同時に、不動産はローンを組んで購入することが多いですが、借金の額もインフレによって目減りします。つまり負担が減るのです。
10年前に5000万円で組んだローンですが、インフレによりその当時の5000万円よりも価値が減っていますので、実質負担が下がることになるのです。
これは日本国の財政にも関係します。
現在の日本国債がとんでもない残債額に膨れていますが、インフレによってこの実質負担額が目減りしています。
それで政府はインフレ目標を定めて、インフレに向かわせているのです。
過去にも日本は太平洋戦争で莫大な国債を発行していましたが、戦後のハイパーインフレで帳消しになりました。
日本国の方針、いわゆる国策がインフレに向かっている以上、何らかの対策をしなくてはですね。
株を買う、金を買う、不動産を融資で購入する
これらはいずれも有効な手段ですので、組み合わせることをお勧めします。