所得税法は給料が高くなればなるほど、税率が上がる仕組みになっています。
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円から194万9,000円まで | 5% | 0円 |
195万円から329万9,000円まで | 10% | 9万7,500円 |
330万円から694万9,000円まで | 20% | 42万7,500円 |
695万円から899万9,000円まで | 23% | 63万6,000円 |
900万円から1,799万9,000円まで | 33% | 153万6,000円 |
1,800万円から3,999万9,000円まで | 40% | 279万6,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 479万6,000円 |
年収が高くなると、本当に半分くらい持って行かれてしまいます。
これだと何のために働いているか分からないという気持ちも理解できます。
様々な節税スキームがあるのですが、中には節税ではなく脱税となってしまうものもありますので、最新の注意が必要です。
ここでは書きませんが、あまり派手にやると、高所得者はただでさえ税務署に狙われやすいので、税務調査が入ることもあります。
あくまでも合法で節税しましょう。
私がお勧めする節税方法は、築古木造アパートを購入する方法です。
なぜ築古木造アパートが節税に繋がるかと言いますと、減価償却ができるからです。
木造アパートの法定耐用年数は22年ですが、この22年を経過すると、4年で償却ができるのです。
中古自動車を買うのと似ています。一般的に4年落ちの中古車は1年で償却できます。
これと同じように、築古木造アパートを購入して、4年間で償却し、その後売却する
このサイクルを繰り返すのです。
でも、このように思わないでしょうか。
償却することで、売る時に利益が出て結局は税金がかかってしまうのではないかと。
確かにその通りです。建物部分の償却が進みますので、売る時に利益が出てしまいます。
でも、個人で5年以上物件を所有すると、長期譲渡になって税率が約20%で済むのです。
所得税で一番高いところは45%なので、簡単に言うと
「45%と20%の差額である25%分の税金を得する」
ことになるのです。
このような買い方をする場合に注意なのは、利回りではなく、次に売りやすいかどうかです。
この件は、また次回に詳しく書きます。