収益物件を購入すると、火災保険に入る方がほとんどかと思います。
しかし、それくらいの人が内容をきちんと理解した上で、保険に加入しているかというと、かなり怪しいのではないでしょうか。
知っているようで知らない火災保険について、お話をしたいと思います。
まず、火災保険と地震保険。こちらの2つは必須で加入して頂きたく思います。
賃貸経営は様々なリスクがありますが、保険でヘッジできるものはヘッジしておくことが必要です。
そして、保険金額もどれくらいの補償額かによって、かなり異なります。
単純にA社とB社で比べるだけではなく、様々な要素を同じ条件にしないと比べる意味がありません。
例えば、5000万円の物件を購入したとします。
この建物に火災保険をかけるとすると、いくらにすれば良いでしょうか?
例えばですが、土地値で4000万円出そうな物件であれば、2000万円の保険に入れば十分でしょう。もしも火事になって全焼しても、土地値4000万円と保険の2000万円でローンの返済ができるからです。
土地値が下がれば下がるほど、かける保険の金額が増えますので、支払う保険金は高くなります。
また、特約に関しては、なるべく多く加入することをお勧めします。
特に汚損破損そして風災のオプションは使うことが多いので、必ず加入することをお勧めします。
また、近年では孤独死に対する保証もオプションで選択できるようになりました。
こちらも心配な方は加入した方がよろしいかと思います。
最後に、施設賠償保険という保険があります。
これは施設の問題があったために、人に損害を与えた場合にカバーされる保険になります。
例えば、屋根が落ちて通行人に怪我をさせてしまったなどです。
保険金額も比較的少額で済むために、加入は必須と考えて頂きたいと思います。