食料品や自動車そして電気代まで、ありとあらゆるものが値上げしています。
就職氷河期に社会人となって、デフレとともに生きてきた人間としては、どうして良いのか分からなくなることがあります。
でも確実に言えるのは、この値上げが賃貸経営を圧迫しているということです。
例えば、原状回復工事をする場合、壁紙交換は今まで㎡あたり1000円位でした。
900円とかだと、それは安いねーという感じでした。
それが昨年位から1300円になりました。
そして、先月から1500円と通知がありました。
クロス交換で言えば、1.6倍位になったイメージです。
これは輸入建材の高騰や、人件費アップなどの複合要因があります。
当社としてはどうすればオーナーの賃貸経営を圧迫しないかと模索してきました。
その答えが、クロス塗装になります。
簡単に言えば、クロスを交換せずに、上から塗装してしまうのです。
これにより、1㎡あたり1500円が、クロス塗装では800円ほどで収まります。
半値になるイメージです。
ただ、注意点があります。
このクロスの上から塗装できる塗料は、ホームセンターでは売られていない特殊な塗料になります。
通常の塗料をクロスの上から塗ることは、通常はご法度です。
クロスがパリパリに固まって、もう剥がせなくなります。
そればかりか、クロスの下地もダメになってしまいます。
当社が使う塗料は特殊な塗料になっておりまして、特許を押さえてあり、他社が製造できないものになっています。
ですので、ご自分で塗ったり、他の業者が勧めるものを使わないでください。クロスがとんでもないことになってしまう可能性があります。
そして、このクロスは様々な色がありまして、アクセントクロスにすることも可能です。
今後、当社がリフォーム見積もりを出すときは、このクロス塗装をベースにしたいと考えています。
ただし、クロスの種類によっては塗装ができない場合がありますので、その時は通常のクロス交換でご提案させて頂きます。
リフォーム費用はこれからも上がり続けることでしょう。
従来の方法に拘らずに、柔軟に良いものは取り入れていきたいものです。