私は2000年に某メーカーに就職しました。 就職氷河期ということもあり、「どこでもよいけど1部上場企業(現在でいう東証プライム)に入りたい」という安直な理由でした。 なんとか大企業に滑り込むことができ、安心したのもつかの間。すぐに何とも言えない違和感を感じたのでした。

その違和感とは、「これでは会社の奴隷だ」という感覚です。

まず上下関係。 明らかに仕事をしていないような人もたくさんいて、そんな人に限って役職がついていたりします。仕事を頑張ってスキルアップを目指すよりも、社内政治に長けた人が偉くなるような風潮でした。 また、サービス残業や全国転勤もあり、生殺与奪の権を会社に握られているのも何とも不快でした。 所詮、東証プライム企業とは言え、奴隷は奴隷。「中の上の奴隷」だったのです。

つまりどんな良い会社に入っても、奴隷は奴隷なのです。 言ってみれば動物園で飼われているライオンと同じ。エサはもらえるけど、自由はない。そう感じました。 そしてそのエサさえも、リストラや倒産などで、もらえなくなる可能性もある。

であれば、「しばらく動物園の中にいてエサをもらいながら、自分でエサを取れる術を身に付けよう」。そう考えました。

そんな中、まず試したのは株式投資でした。 しかし、儲かるときは儲かるのですが、上がったり下がったりと不安定で、エサとしては心配が大きいと判断しました。 次に試したのが、アパートへの投資でした。 名古屋に新築のアパートを購入しました。土地建物込みで1億円弱です。 こんな高い買い物をして大丈夫なのか心配でしたし、重要事項説明を聞いても良く理解できなくて心細かったです。この心細さが、後々宅建士を取得しようという動機になりました。

そして何とか稼働し、家賃が入るようになりました。 毎月毎月、安定的に家賃が入ってくることが何とありがたいことか。この時に心底実感しました。 そして、「安定的なエサは不動産投資しかない」。そう決めました。

サラリーマンを10年以上頑張った属性を最大限利用して、物件を買えるだけ買い、いつ会社を辞めても困らないようにしよう。 そこからは物件を次々に購入しました。

横浜の築古RC

大阪の再建築不可アパート

大阪の再建築不可戸建て

中野のRC

東十条のRC

中野の築古アパート

成増のRC

このあたりで、毎月のCF(キャッシュフロー)が150万円を超えてきました。 いよいよ決断する時が来たのです。 宅建士の試験に1回で合格したのを機に、とうとう会社に辞表を提出しました。

会社の人からは「なぜこんな良い会社を辞めてしまうのか」を、送別会の度に聞かれました。確かにとても良い会社でした。あいつが何で辞めるのかを知りたいがための送別会も何度かあったような気がします。

そして、私は個人投資家としての生活をはじめました。 初めのころは、サラリーマン時代にやれなかった好きなことを好きなだけやろうと考えました。 サーフィン、二度寝、読書、不動産の仕事。

しかし、サーフィンは「いつでも行ける」となると、今日は波がよくないなど理由をつけて行かなくなりました。 二度寝は、「二度寝をしてはいけない」という制限がないと、不可能であることが判明しました。 読書は、いくらでも時間があるとだらけてすぐに眠くなることがわかりました。

唯一、不動産の仕事だけが、いつまでやっても日々新鮮で楽しいことが判明しました。 私は今までやってきたサラリーマン大家の経験を生かして、それを強みとした不動産会社を始めることにしました。 それが「石澤商会」です。

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