不動産投資ではターゲットを明確化する必要があります。
端的に申し上げると、高属性を対象とするのか、低属性を対象にするのかです。
高属性の方は、良いエリア、築浅の物件、広めを要求しますので、なかなかサラリーマン大家がそのような物件を購入するのは難しく、必然的に築古、低グロスの物件を購入すると入居者は低属性の方になります。
ところが、このようなアパートを管理するのは独特のノウハウというか、管理会社も覚悟が必要になります。
どのような覚悟かというと、物件も古くて、設備も老朽化していますからクレームが多く、担当者も精神的に参ってしまうのです。
他の管理会社はクレーマーがどうこう言っていますが、殆どのケースは真っ当な要求だったりします。
特に新築物件をメインで扱うような管理会社はこの辺の交通整理が下手ですね。
このような物件はクレームや修繕依頼が来て当たり前です。
中にはずーっと我慢している入居者もいますので、そのような方にはいろいろ話を聞いて、困っているところを聞き出すことが必要です。
やはり根本的な原因を改善しないとダメですので、大家さんはトラブルから逃げないで、真正面から向き合ってほしいですね。
いま改善に取り組んでいるアパートの大家さんは、自分でも物件に行って、いろいろやってくれています。
大家さんが現場に行くようになると、物件も喜んでくれます。
そうなると入居者満足度も上がってくるので不思議なものです。