オプション取引とは将来の決められた期日(権利行使期日)にあらかじめ決められた価格(権利行使価格)で、対象商品(原資産)を「買う権利」や「売る権利」を売買することです。
自分とはあまり縁がないように思ってしまうかもしれませんが、実は身近なところで生活に深くかかわっています。
例えば、早割航空券
こちらは安く購入することができますが、出発時間の変更をすることができません。
つまり、出発時間の変更ができない代わりに安く航空券を入手するというオプション取引を航空会社としているのです。
ここからが本題です
当然ながら不動産投資にもオプション取引が深くかかわっています
その一例が損害保険です
保険は将来起こる可能性があるダウンサイドリスクを保証する代わりに、一定のコストを負担する行為です。つまり保険はオプション取引の一種なのです。
そしてこの保険は、アップサイドリスクは無限に享受することができます
損失を限定し、利益は無限なのです
つまり火災や漏水などに備えて保険料を払うことは、一定の保険料を払うことで損失をヘッジすることができますが、仮に不動産を高値で売却することができても、そのアップサイドに関しては課金されることがないのです
不動産はミドルリスク・ミドルリターンと言われていますが、保険を活用することによってローリスク・ミドルリターンを実現することができます
ですので、結論としては「保険をケチってはいけない」ということになります