資本収益率>経済成長率
長期間にわたって先進国の納税記録を調査して論文にした学者がいました。
それがトマ・ピケティというフランスの学者です。
上記の式はつまり、労働者が労働して稼ぐよりも、資本家が資本を投資した方が、より稼げるという意味になります。
金が金を呼び、金持ちは益々金持ちになるといった構図です。これがフランスでも日本でもアメリカでも成り立つのです。
そして益々貧富の差が大きくなり、貧者の不満が大きくなると、その不満を吸い取って太るのがポピュリズムです。トランプやフランスの極右政権が台頭しています。
そのような状況になると、サラリーマンと言われている中間層はどうなるでしょうか?
中間層と思っていたのがいつの間にか貧困層に没落していくのです。
これは資本主義の構造的な欠陥というか、性質なので仕方ありません。
金持ちは益々金持ちになり、中間層は貧困層に没落する。これが、日本のこれからの将来です。
多くの人にとって辛い現実ですが、現実から目を背けても意味がありません。
このままゆでガエルのように、徐々に貧困層になっていくのか
もしくは、一念発起して投資をしたり、起業したりするのか、二者択一です。
でも、もう1つあります。それは昔私がやっていたように、サラリーマンをしながら投資をして、収入を増やすことです。
けど、ここにも多くの罠があります。サラリーマン 副業で検索するとたくさんの結果が出てきますが、その多くは詐欺まがいだったり、決して儲からない商材だったりします。
それでも、そんな玉石混交の中から自分にあった投資や商材を見つけた人が、一握りの資本家になれるのです。
特に不動産は「人」これにつきます。
見栄えに騙されたり、聞き心地の悪いことを聞かない・見ない人は、絶対にうまくいきません。
大事なのは、うまい話があったら「なんで自分でやらないのか?」聞いてみることです。
これに納得できる回答ができない話は乗るべきではありません。
私は高校時代に麻雀にはまりました。附属高校だったので、遊びまくっていました。部活が終わった後に部室でシャワーを浴びて、そのまま高田馬場の雀荘に直行し、そのまま徹夜で麻雀して、また翌日登校していました。
そんな生活を繰り返したいたので、成績は全くダメでしたが、観察眼や勝負勘を養うことができました。
これが現在の仕事でとても役にたっています。
麻雀というのは高度な心理戦です。そして相手に罠を仕掛けたり、相手の罠を見抜いたりします。
不動産も同じですね。正規の資料だけでなく、その裏まで調べて読み解く能力が必要になります。
多くは勘がものを言います。そしてこの勘は教えたりするものではないので、こればっかりは、資質もしくは場数が必要になります。
なんて内容を読んでいると不動産投資なんてしたくなくなりますよね。
それでいいと思います。下手な投資をするくらいなら、はじめから何もしない。これが一番です。
でも、どうしてもやりたいから、きちんと勉強する。そんな人にだけ不動産の神様が微笑んでくれるのです。